水・ミネラル・食事法の前にの続き
前回の続きとなります
口呼吸の弊害について述べてきました。
口呼吸を取り上げるきっかけとなったのが”におい”でした。
口呼吸により
〇高齢の方⇒歯周病⇒関節リウマチの関係がみえてきます。
歯周病により歯肉のタンパク質を変性させてしまいます。
変性したタンパク質は人間にとっては異物であり、自己免疫が働きます。
免疫異常を起こすことになります。
変性タンパク質は関節のタンパク質と似ており、免疫異常によって関節を攻撃するようになり、
これが関節リウマチとなるのです。
歯周病の治療で関節リウマチも口臭も改善に導かれます。
自律神経の乱れも起こります。 メンタル面に悪影響を及ぼします。
〇うつ等のメンタル不調と口呼吸の関係!
うつはセロトニンの減少が関係してると言われていましたが、今では脳の炎症が原因と 言われています。
口呼吸により歯周病や扁桃・咽頭の炎症が慢性的な炎症となり、
脳の炎症を引き起こすことに繋がります。
脳の炎症:HPA系(ストレス性の刺激に対する主な反応のひとつ)
ストレスホルモン(コルチゾール)分泌が続くと免疫が低下し、色んな病原菌が繁殖し てきます。
このことが素地となり、脳に炎症物質が入り込んで炎症を起こすことになります。
口呼吸により口腔内もストレスとなります、歯周病・扁桃炎、脳が冷えない等ストレスが慢性化してしまい、脳への影響が現れます。
〇パニック障害
口呼吸により鼻呼吸より多くの空気を吸入し多くを吐き出します。
酸素の摂取量より二酸化炭素の排出量が多くなり、二酸化炭素が減少します。
また緊張が続くと口が開きやすくなり、口が乾燥、唾液が渇くなど炎症に繋がります。
時には過呼吸にもなります。
ここで口呼吸のサインを紹介します。
舌の周りに歯痕(舌の周りにギザギザの歯の跡)
顎に梅干し状のシワ
唇が渇いてる
喉がヒリヒリ・イガイガする
就寝時のヨダレや歯ぎしり等もサインとなります。
口呼吸の弊害はご理解頂けたかと思います。